昨年秋のことです。家のリビングでくつろいでいると、壁の中からカリカリカリ…という音が聞こえてきました。
わが家の周辺には数件の飲食店があるので、ねずみが発生してしまったのかと思いましたが、それよりずっと体重があるものが移動しているようでした。
野良猫がねずみを追いかけて入り込んだのか?いや、小動物が追いかけっこする空間がわが家にあるのか?と悶々としているうちに、動き回る「何か」は日に日に大胆に動き回るようになりました。
昼には聞こえないのですが、だいたい夕食が終わった頃に「何か」はやってきて家の中をあちこち散歩しているようでした。
そして12月中旬。2階の天井からチーチーチーという音が新たに発生したのです!
ねずみって本当にチュウチュウ鳴くんだ、と妙に感心しつつ巨大ねずみが子どもを産んでしまったと大いに焦り、どうにかせねばと休日の朝考えていると突如窓の外を眺めていた飼い猫が「シャーッ」と威嚇の声を挙げました。見ると、胴体の長い動物がブロック塀を横切っていくところでした。
そう、「何か」の正体は、ハクビシンだったのです。
まさかここに生息しているとは思わず、半信半疑のまま調べてみると、板橋区ではハクビシン被害が増えており、区では捕獲事業として無料で箱わな設置をしてもらえることが分かりました。
ただしこれは屋外です。屋内の消毒や侵入対策は専門業者に依頼をしなくてはいけません。
今回は板橋区のサイトでも紹介されている東京都ペストコントロール協会に所属している近隣業者に依頼することにしました。
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有難いことに、連絡したその日に専門業者が相談に立ち寄ってくれることになりました。
口頭で一通りの状況説明をし、家の外で侵入口を確認していた時です。「あ、あそこに居ますよ」と業者の方が静かに前方の植木の影を指さしました。
目を向けると、そこには特徴的な白い縦縞の入った顔がありました。
私が見たのは幻ではなかった!!
こちらの興奮が伝わったのか、ハクビシンは目が合った途端慌てて走り去りましたが、その方向には、事前に業者の方が足あとを確認していた隣地境界にあるフェンスがありました。
普段から通り道に使っているようです。
まるで予言のような的確なプロの見立てには感心するほかありませんが、夜行性と言われるハクビシンにタイミングよく出くわす事にも驚きました。
ともかく正体がはっきりした訳ですから、箱わなを仕掛けることにしましょうと今後の段取りを決め、区の環境政策課に電話をしました。
いまは被害相談が多く、箱わながすぐに仕掛けられない場合があるとの説明がありましたが、
申請書はすぐに郵送頂きました。
ところがです。肝心のハクビシンの気配が業者の訪問以来パタリとなくなったのです。
野生の勘でしょうか。専門業者との遭遇で何かを感じ取ったとしか思えません。
話によるとハクビシンのねぐらは一か所ではなく、数か所をローテーションするそうです。
チーチーと鳴く声も同時になくなったので、子どもが居たのか1個体だったのかも謎は残されたままですが、少しほっとした気持ちでの年越しとなりました。
そのうち戻ってくるでしょうか。
クリームライズ社会保険労務士事務所
青木 美耶子


