0046 中学校への出前授業に参加して

こんにちは。今回初めてコラムを書かせていただきます板橋支部の山本麻由美です。

板橋支部に所属して1年と少し経ちました。このホームページでもご紹介していますが、板橋支部では中学校に出前授業をしています。「働くこと」として労働時間や賃金のルール、「社会保障」のうち公的年金や公的医療保険の基本的な仕組みについてお伝えする活動です。何回か講師や補助講師として参加しましたので、その経験を書きたいと思います。

講師としては、やはり、ちゃんと伝わるかなとか、時間内に終るかなとか、いろんなことを考えながら45分を駆け抜ける感じです。中学生となると鋭い意見が出たりするので、それも拾いつつ、そしたらこれも話したいなどという欲も出てきますし、本当に頭の中はぐるぐる回りっぱなしです。補助講師の時は、グループワークをしている各班に顔を出して話し合いの様子を聞いたり促したり、そして発表された意見をせっせと黒板に書きます。

授業後は反省会です。ここが良かった、こうすれば良かった、など参加した社労士同士で話し合いながらクールダウンします。

そして、生徒と先生へのアンケート結果を楽しみに待ちます。先生からは教える視点でのアドバイスをいただけるので、とても貴重です。

生徒から「グループワークでの発表で他の人の意見を知れて楽しかった」という感想があり、詰め込み教育を経験してきた身としては、学び方が変わってきているんだな、いろんな意見を受け入れる懐の深い人間に育つんだろうな、など考えさせられました。授業で聞いたことをしっかり言語化できていたり、学んだことを興味のあることに結びつけていたり、知識がするすると吸収される様を目の当たりにすると、もうただまぶしいばかりです。「自分は子どもだけど」と前置きをしているのも微笑ましいと思いつつ、大人の世界にそのうち入るんだという意識を持って取り組んでくれていたことが伝わってきて、身の引き締まる思いがしました。

次も頑張ります!

社会保険労務士 山本麻由美

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