0020心の持ち方

今年度の4月より板橋支部へ異動しました小寺 布美子と申します。 「いたばし社労士コラム」のお話をいただき、どのような内容を書こうか悩んでいました が、息子について少し書きたいと思います。 

私には 27 歳になる息子がおります。18 歳になる頃に心を患い社会復帰にかなりの時間を 要しました。 未成年ということで病院からお断りされることも多く、ようやく受け入れて頂いた病院に 連れて行った時にはそのまま入院。はじめは親からの虐待の可能性調査も含め本人との面会禁止、様々な検査をしてようやく面会可能となった後も本人と会話が成り立たず、退院後は自室から出てこなくなりました。 

私自身どうしたら良いかも分からず、毎日先の見えない不安を感じながら、あの時の対応が良くなかったのだろうか、あの時こうしておけば良かったのかもしれないとか、後悔ばかりしていたものです。 「それって本当に辛いのは息子さんで、あなたではないですよね」と言われたのが自分の心の持ち方が変わる大きなキッカケとなったのを覚えています。 そこからは後悔ではなく、今までの対応が間違っていたのなら、これからの対応を変えていこうと考え直しました。今では良い関係を築けているのではないかと思います。 

自分が変わると周りが変わるといいますが、周りが変わったのか、自分の受け止め方が変わってきたのか分かりません。気付くと手を差し伸べてくれる方が周りには沢山いました。 問題に直面すると視野が狭くなりがちです。そんな時は一歩引いて心を整えてみると視る目が変わってくるかもしれません。 

小寺社会保険労務士事務所
Tel:050-1342-9951
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