第13回目のコラムを担当いたします、増田修です。
先月、全日本柔道連盟が2004年から続いた小学生の全国大会を2022年度から廃止するニュースが流れました。理由は、指導者や保護者たちの行き過ぎた勝利至上主義散見されたため、と報じられ、いろいろ考えを巡らせました。
私は6年前まで、約20年間少年サッカーチームで小学生を指導してきました。その経験から今回の全日本柔道連盟の決定について、小学生スポーツのあるべき姿等、色々考えました。
競技の普及度、協会の取組姿勢、歴史的変遷等によって各競技の事情が異なることは勿論ありますが、競技する小学生にスポットを当てれば、自ずと方向性は見えてくるものと考えます。
心身共に発展途上にある小学生に対し、目先の勝利ではなく、長い目で見た取組が必要なことは、理屈では指導者も保護者も理解はしていると思います。しかし、大会等に入るとその考えだけでなくなってしまうケースも出てきているのが現状だと思います。
サッカーでも小学生段階で日本一を決める大会は有りますし、他の競技でもあると思います。そして、今後も日本一を決める大会は続くものと思います。
そのため、大会の是非論は現実的ではなく(全競技を視野に入れた場合)、指導者達の考え方・子供たちへの伝え方・指導方針等、それに伴って、保護者たちへの方針伝達・教育等が今後も大事な取り組みになってくるものと考えます。
ちなみに、私が所属していた少年サッカーチームの方針は、「Jリーガーの輩出を目指すクラブではなく、まず、挨拶等の礼儀を身に着け、この先中学校・高校でもサッカーもしくは他のスポーツを続けていこうと思えるように、楽しいサッカーをすること」、もともと強豪チームではなかったこともありますが。
増田社会保険労務士事務所
特定社会保険労務士 増田 修
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