共存のための「小さな配慮」

「いたばし社労士コラム」第11回目を担当させていただきます富田 璟利(とみた きょんい)です。

 

平成30年から勤務社労士として新宿支部、港支部を経て、昨年コロナ渦の真っ最中の5月に開業し板橋支部に参りました。

 

開業して10カ月、目まぐるしく走り回りたいところですが、コロナ禍で中々思うように動くこともできず、支部の先輩の皆様にご挨拶もできず悶々としているところです。

しかし、そんな中でも繋がった大切なご縁からこちらのコラムを書かせていただくこととなりました。

 

皆様が薄々気づかれていますとおり、私は外国人です。

韓国で生まれ育ち、2010年に日本企業への就職をきっかけに来日いたしました。

税理士や行政書士などでは外国人の方も珍しくありませんが、

社会保険労務士では中々珍しいのではないでしょうか。

 

ここまでの12年間、日本で働く、生活する中でたくさんのことがありました。

嬉しいことや楽しいこと、もちろん辛いことも。

その中で外国人にとって日本社会に馴染むためには少しの「配慮」があるとすごく嬉しく思えることに気が付きました。

 

日本の文化の中で「言わなくてもわかるでしょう。」があると感じています。

細かいことまで言わなくても、日本人同士では感じ取ることができるものと説明した方がいいかもしれません。

 

例えば、

職場である外国人が「これ、捨てていいですか?」と聞いたとき、

日本人の同僚から「いいよ。」と返事があったとします。

 

この「いいよ」という言葉。

 

日本人にとってはイントネーションやその場の空気感、相手との関係性で言葉の意味を

感じ取ることができます。

ただし、外国人からすると「捨てていいよ」なのか「捨てないで」なのかよくわかりません。

だから、捨ててはいけないものを捨ててしまって怒られることも起きる可能性があります。

 

この時、少しの配慮で具体的に「捨てていいよ」、「捨てないで」と伝えることで、相手に伝わりやすくなり、このような小さな積み重ねで外国人労働者は職場でのコミュニケーションがしっかりとれていることを実感することができるようになります。

小さな配慮から働きやすさや周りの人との交流することの楽しさを覚えると職場への定着率の向上を図れるのではないでしょうか。

 

年々外国人労働者が増えています。

「外国人を採用するとき注意することは何がありますか。」と質問されることも増えていると思います。

私はこの質問にいつも「難しく考えすぎないでください。日本人と同じく接していただければ問題ありません。でも少し配慮が必要な部分もあるので少し気を配っていただけるといいと思います。」と答えています。

 

労働法上の労働条件の通知や就業規則の周知などは我々社会保険労務士がお手伝いすることができます。

職場の皆様には法律とかではなく、気持ちよく、長く働くための環境作りに力を注いていただきたいと考えているからです。

 

拙い文章ですが、少しでも皆様に伝わっていると嬉しく思います。

お読みいただきありがとうございました。

 

韓国語でお困りの際にはぜひお声掛けください。

 

日本と韓国を繋ぐ「トライアングル社会保険労務士事務所」
  https://trianglesr.business.site/
よろしければ、お立ち寄りください。