「いたばし社労士コラム」の第7回目を担当します、三橋伸一です。
「ありがとう」は魔法の言葉、言われた人も言った人も幸せにする最高の言葉だと思っています。
社会人になった当時の私はあまりこの言葉を意識していませんでした。むしろ感謝の言葉を伝えることに少し気恥ずかしさえ持っていました。
ある体験が私の意識を変えました。
当時、私はメーカーで各地の販売拠点の改革の仕事をしていました。
とある支店でのこと。その支店はいろいろとトラブルもあったせいで雰囲気も暗く、業績も常に厳しい状況でした。この雰囲気で業績向上は厳しいと考え、取り急ぎ「きちんと目を見て挨拶をかわすこと」、「何かをサポートしてもらったら「ありがとう」の気持ちを伝えること」を支店内でルール化しました。
3ヶ月くらいして、一人の内勤社員が「お客様がいらっしゃったら全員手を止めて立ち上がって挨拶しませんか」と提案をしてくれました。
それからしばらく経ったある日、いつも厳しいことを言われる得意先の方がにこにこしながらお見えになり、「いい雰囲気になったね。居心地の良いので長居したくなるよ」とおっしゃって頂きました。業績も上がり、社員同士のコミュニケーションもとても良くなりました。
感謝を言葉にすることの大切さ、相手に関心を持つことの大切さを学んだ瞬間でした。
私は感謝の言葉として「ありがとう+」をお奨めしています。
「ありがとう、助かったよ」
「ありがとう。短期間で良くこれだけの資料を作ったね」
など感謝の対象を具体的に加えるのです。
感謝する対象を言うことで受け取った方の嬉しさも増し、今後も意識してがんばろうという気になると思います。
私は社会保険労務士の仕事を通じて、多くの方々から感謝のお言葉を頂きました。私がこの仕事をしていて良かったと思える最高の瞬間です。また、私も皆様から多くのご支援、ご助力を頂き仕事ができています。皆様に心から感謝です。
すべての事業所が従業員の方々が活き活きと働き、ありがとうの言葉が飛び交う会社であって欲しい。微力ながら少しでもそのお手伝いができれば嬉しく思います。
次月のコラム担当は杉本知世先生です!
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