板橋区役所・公社からの委託事業やってます

板橋区役所・公社からの委託事業やってます

板橋区役所等との窓口を担当している岡田です。

板橋区役所の産業振興課と、関連団体の板橋区産業振興公社とは、商工業の振興に携わっています。その両者と連携し、労務分野で協力しているのが社労士会板橋支部です。区としては区内企業に発展してもらうことで区の活性化に繋がる(住民税の増収にも繋がる)ということで、主に中小企業を対象に様々な施策を行っているのです。

まずは専門家派遣(出前相談)、別名「社労士派遣」。区内事業所を訪問し、労務に関連する2時間程度の相談に応じるものです。近年では相談に留まらず就業規則作成への支援も始まりました。支部内で担当していただく方を事前登録して都度募集するのですが、最近は応募が少なく苦慮することがあります。是非、興味のある方は登録してください(岡田までご連絡ください)。詳細は区公社HPご覧ください。

労働条件点検。7月28日のコラムで齊藤広幸さんが書いてますね。区の施設運営を指定管理者に委託することが多いのですが、指定管理者になりたいがために労働条件を劣悪にして経費を抑えるようなことがあってはなりません。区から依頼されて労働環境が適切であるかどうかを確認する仕事です。この点検は板橋区が真っ先に取り組み、他の区が追随して広がってきました。板橋区では毎年数か所、4名を基本にチームを組んで訪問します。就業規則を読み込んだり、働く人に聞き取りをしたり。勉強にもなりますよ。

いたばし人と未来を創る会社賞」に審査員として数名の方が参加しています。この賞は「板橋区は従業員が元気でやる気に溢れ、やりがいを感じ、今後も成長の期待される会社を表彰しています。」というものです。前身の「いたばし働きがいのある会社賞」は10回を数えました。名称と内容は若干変わりましたが、経営資源としての、ヒト・モノ・カネのうち、中小企業はヒトでしょうという考えは変わりません。そのために、社労士の視点はとても重要なのです。

この他にも個別に依頼を受けて協力していることもあります。板橋支部は板橋区中小企業の発展に協力しているのです。参加された場合、報酬はあるものの決して高くはありません。ただ急がば回れ、区内企業が元気になれば顧問先可能性も増える!と考えていただければ。社会貢献の面もあります。そして何より経験の浅い方にとっては勉強になります。

役所相手なので、民間企業相手とは少し違う価値観で動く必要があります。民間企業と契約すればその企業のために動けばよいのですが、区役所等だと、その向こうの企業のためになることが結果的に区役所等の成果になる、でも契約相手(お客様)は区役所等、という構造も理解しなければなりません。

私は中小企業診断士として板橋区の経営相談員を経験したこともあり、行政との付き合いも多少の経験があるので窓口を担当していますが、支部として色々な方が色々な担当を出来るようになってほしいと思っています。顧問先を増やすことも大切ですが、こういった活動も大切なことです。興味のある方は、どんどん参加していただければ嬉しいです。窓口担当も喜んでお譲りしますので、手を挙げてくださいね。

岡田経営労務事務所
特定社会保険労務士 岡田資司
板橋支部副支部長(板橋区役所担当)
URL: http://www.mt-okada.jp/