2024年3月8日に板橋第五中学校、3月11日に赤塚第二中学校で東京都社会保険労務士会板橋支部による出前授業を行いました。
東京都社会保険労務士会板橋支部として出前授業を行うのは、今回が初めてです。
板橋第五中学校(2024年3月8日)
1校目、板橋第五中学の授業の様子です。
授業は、社会保険労務士が中学3年生を対象に、労働基準法や賃金についてクイズを交えながら授業を行いました。
先生達からは「生徒たちが社会に出る準備として、とてもよい学びの機会となった」とうれしい言葉をいただきました。
生徒たちが熱心に受講する様子がうかがえます。講師は社労士法制定55周年記念Tシャツを着て熱弁をふるっていました。
赤塚第二中学校(2024年3月11日)
2校目の赤塚第二中学校での授業でした。対象は9年生(中学3年生)5クラスで授業を行いました。
以下、授業の様子です。
9年1組
9年2組
9年3組
9年4組
9年5組
どのクラスも熱心に授業を受けていました。特に最低賃金やアルバイトの有給休暇について関心が高く、生徒たちは真剣な表情で聴いていました。
また授業終了後、担任の先生から「卒業前に、実際に働くにあたっての知識について、クイズも交えながらお話しいただきました。高校生になるとアルバイトを始める生徒も多いので、とても参考になったのではないかと思います」と嬉しいコメントをいただきました。
出前授業後のアンケート
出前授業後にアンケートを実施したところ、以下のような回答をいただきました。
Q:授業を受けて働くことに対する興味は高まりましたか?
「高まった」「少し高まった」で合計87%の生徒が答えてくれました。
Q:興味を持った話、もっと聞きたかった話は何ですか?(複数回答可)
1位:最低賃金
2位:休日・休暇・休憩
3位:勤務時間
という結果になりました。
Q:今日一番印象に残っていること、感想や意見など
- 最低賃金が都道府県によって違うこと
- 労働法の種類がたくさんあることにびっくりした
- 自分も実際にバイトをしたときのためにしっかり聞けた
- バイトでも6ヶ月働けば休暇がもらえることが印象に残っています
- 働いている人は朝から晩までずっと働いているイメージがあったけれど、ちゃんと働く時間や休憩する時間が決められていると知り、驚いた
- 最低賃金が都道府県によって違うので格差が生まれるのが今の日本の雇用の課題だなと思いました
- 社長とかに言われたこととかは絶対だと思っていたけれど、契約を交わした時点でしっかりと守らなきゃいけないと思った
- ニュースなどで日本の時間外労働や最低賃金についての問題をよく聞くので、勤務時間や最低賃金はそもそもどういうものなのか詳しく学ぶことができた。 また、将来絶対に必要な知識を早いうちに学ぶことができたのでぜひ活かしたいと思う。
- バイトでも正社員でもすべての国民が平等に扱われるように社会が努力しているのを知り、すごいなと思いました。また、東京は最低賃金が比較的高いけど、沖縄の最低賃金の低さに驚いた。
- これから身近になっていく働くことについて学び、働くうえで自分が損をすることがないように賃金や労働条件について働く前から幅広い知識を持っておきたいと改めて感じた
- クイズを入れてくれたことで飽きずに聞けた
- 私は高校生になったらアルバイトをしてみたいと思っていたので、こういうしっかりとした生 きるために役に立つお話を聞くことができてよかった。アルバイトをする前に聞くことができ てよかったです。 クイズ楽しかったです!!
- 社会労務士という職業を知り労働に関する法について学ぶことが出来た
まとめ
今回は両日とも楽しく素晴らしい授業になりました。3月で卒業する生徒の皆さんも何かを得ていただけたらよいなと思います。
東京都社会保険労務士会板橋支部では、子どもたちが社会で自立し生きていく上で必要な知識とルールを早期に身につけ、自分を守り、働くことで社会に貢献する意義を学んでもらうことを目的に学校教育活動を実施しております。
社会保険労務士の専門的な視点から、わかりやすく、また生徒とコミュニケーションを取りながらお話しいたします。興味のある板橋区の学校関係者様は、下記の連絡先までお気軽にお問合せください。
問い合わせ先
東京都社会保険労務士会 板橋支部 学校教育委員会
Mail:edu@itabashi-sr.jp