2024年10月9日に板橋区立高島第一中学校で東京都社会保険労務士会板橋支部による出前授業を行いました。
今回の出前授業は、学校から職場体験を迎える8年生に対して「少しでも社会人としての自覚をもってもらいたい」という要望のもと3クラスで労働法に関する授業を行いました。
板橋区立高島第一中学校での授業の様子
1組の講師は千賀さんです。
生徒の皆さんは熱心に授業を受講してくれました。
グループディスカッションでは活発な意見交換がされ、写真の「労働者の義務」のところでは、近く実施する職場体験を想定しながらの意見が出されていました。
最後は担任の先生がアルバイトについてお話しいただいて、無事終えることができました。
授業終了後には講師の身につけていた社労士の徽章(バッジ)について興味をもってくれた生徒から質問を受けました。
初めて会った社労士の第一印象をアンケートで「社労士の方の雰囲気がよくていい人なんだろうなと思いました」というコメントをいただき、身近に感じてもらえてうれしく感じました。
2組の講師は山本さんです。
2組でもグループワークの際に積極的に意見を出し合ってくれました。
講師の話に真剣に耳を傾けてくれて、話の途中に講師が繰り出した質問にもしっかり答え、楽しい雰囲気で講義が進みました。
最後は生徒からお礼の挨拶をしてくれました。東京都社会保険労務士会板橋支部としても大変うれしく、最後は温かな雰囲気の中で授業は終了しました。
3組の講師は杉本さんです。
生徒たちは働くことについて真剣に耳を傾けていました。グループワークでは活発に意見を出し合い、たくさんの「自分はこう思う」を発表してくれました。
アルバイトのご経験談を担任の先生から伺うことができ、生徒たちはより「働くこと」に興味を持つことができたようです。
授業後のアンケート
授業後にアンケートを実施したところ、以下のような回答をいただきました。
授業の内容はわかりましたか?
98.6%の方から「わかった」と回答をいただきました。
授業を受けて働くことに対する興味は高まりましたか?
87.8%の方が、授業後に「働くことに興味が高まった」と回答をいただきました。
興味を持った話、もっと聞きたかった話は何ですか?
1位:最低賃金
2位:職場体験に向けての大切なこと
3位:深夜労働時間と割増賃金
という結果になりました。
印象に残っていること、感想や意見など
- 深夜労働時間と割増賃金の話が一番印象に残った
- 目的のものを手に入れるためには、働かなければいけないということがわかった
- 1日に働いて良い時間や労働者側の義務などたくさんのことが分かった
- 働くことにより一層興味を持ちました。職場体験頑張ってきます
- 東京都の最低賃金が意外と高くて少し驚いた
- 働くってだけで色々ルールなどがあり自分の知らないことがわかりました
- 労働時間が決まっていることにこの授業で気付きました。
- 地域によって最低賃金が違うとわかった。無理しないで自分にあった仕事を見つけられるようにしたい
- 時給のお金の高さ低さなどの理由を知ることができて良かったです
- 夜勤などで賃金が上がることは知らなかったし、少しだけ仕事がしてみたくなった
- 働くにもただ働くだけでなく、いろいろな基準があったり労働の義務があったりすることがわかりました
- 働くことの知識や関心が高まった一時間でした
まとめ
板橋区立高島第一中学校の生徒達は活発で素直な生徒ばかりで、今後の講義の参考になりました。最後は学級委員から「頭を使うことも多かったけど、みんなも興味を持ったと思います」と、うれしい感想をいただきました。また学年主任の先生より9年生への授業の依頼がありました。
東京都社会保険労務士会板橋支部では、子どもたちが社会で自立し生きていく上で必要な知識とルールを早期に身につけ、自分を守り、働くことで社会に貢献する意義を学んでもらうことを目的に学校教育活動を実施しております。
社会保険労務士の専門的な視点から、わかりやすく、また生徒とコミュニケーションを取りながらお話しいたします。興味のある板橋区の学校関係者様は、下記の連絡先までお気軽にお問合せください。
問い合わせ先
東京都社会保険労務士会 板橋支部 学校教育委員会
Mail:edu@itabashi-sr.jp