0024 続 波多野、4月より学生になる!:2年目

みなさん、こんにちは。

板橋支部総務委員長の波多野です。

この板橋支部のコラムもいよいよ4年目に突入しました。

板橋支部に所属する数々の社労士がこれまでの経験などによって作成したコラムは私も読んでいてとても参考になりますし、気づきもあります。ぜひ板橋区民の皆様、そして社労士というキーワードでこのサイトに辿り着いた皆様もぜひ日々労働問題に立ち向かっている社労士の奮闘記のように読んでいただければ幸いです。

さて、今回は昨年の「波多野、4月より学生になる!」の進捗報告で、「続 波多野、4月より学生になる!:2年目」と題して書き連ねていきたいと思います。

2022年4月に大学院に入学したのですが、その目的は当初の私の浅はかな考え・行動では、「勉強しに行く」でした。それが、実際に入ってみると「研究しに行く」が正しかったようです。

言ってみれば順番みたいなもんで、研究するために勉強が必要であり、勉強に知識を増やして研究に繋げる、という位置付けなのでしょう。

試験を受ける前に「研究計画書」なるものを作るのですが、どうせこれは入学するためのお手並み拝見的な要素なんでしょ、くらいに思っておりました。結果としてそのようなものなんでしょうが、この時点で研究することを前提にしていると気がつくものなんでしょう。

結果4月に入学してから約5か月くらいは、指導教授からのレポート三昧の上に、「オレハ、ナニヲ、ケンキュウシタイノカ?」という感じで過ぎ去ってしまいました。授業の終わりに、「よし!次はこれを読んで、来週レポートね」の繰り返しです。研究のテーマなんて見えてこないし、普通に仕事に追われるし、わけわからん言葉ばかりで読むのに時間かかるし、お酒も飲むし、眠いし、うわーってなってました。しかし、このレポート三昧によって見えてくるものがあるんです。気がついたら、ここに課題感があるんじゃん、そもそも何でこうなってるんだっけ?とか自分の意思に関係なく(?)想像が膨らんでいくんです。そして、最初は先生方からの話を聞くだけだったのに、10月になると、ディスカッションに加わってみたり、知らず知らずに知識が増え、研究に近づいているのがわかったのです。さすが先生!これぞ教育!

このようにして、怒涛の1年目前半戦が終わり、夏休みというなの自主勉強を行い、後半戦がスタートしました。後半戦は怒涛というほどでもない程度で勉強に仕事をこなし、自分の論文のテーマに沿った情報収集をスタートさせたのです。何となく論文らしきものを書き連ねていき3月末の段階で約16000字程度までに至りました。

2023年4月、2年目を迎えました。進捗報告会なるものが4月1日に開催され、自分の進捗を報告するのですが、そこで教授陣から指摘されるのです。指摘内容は、指摘されるべき残課題の箇所でした。やっぱりここかぁー、んじゃ、いっちょここを読んで深掘りしてみるか、と知識を増やし、その部分も何となく自分ではクリアして、17000字の論文骨子を5月2日に提出してきました。指導教授から宿題も出されているので、現在はこの本を読みながらGW最終日(5月7日)を過ごしております。

これを読んだ方は、とてつもなく大変そう、と思われるかもしれませんが、、大丈夫です。安心してください。

これまで勉強が楽しいとも思われなかった私がこんなにのめり込んで勉強しているくらいですから「楽しい」が正しい感覚なんでしょう。

せっかくなので私のような社会人が大学院へ入学することで得られたことを箇条書きにしてみます。

・同じような目的を立てたさまざまな経験を持った人と出会え、交流できた。:おそらくこれが1番。

・同級生はとても楽しい人たち:上記同様。

このように人との出会いは楽しいですね!

そして、

・研究結果は、根拠の上積みであり、その根拠探しが上手くなった。

・自分の研究=自分の仕事の一部、であるため、仕事に反映されている。

仕事の本を読むのはとても大変ですが、論文作成の道すがら読んでいるものが仕事に直結しているようにも感じております。

今は、学ぶことが楽しいのではなく、何かに向かっている、作り上げていることが楽しいのかもしれません。論文を書き終わった頃はどんな感覚なのか今から楽しみです。

「続々」を書くことがあれば、今度はどんな結末を迎えたのかを記載したいと思います。

 

社会保険労務士法人エンチカ 波多野淳

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