お客様との関係

令和4年最初の「いたばし社労士コラム」を担当します後藤正英です。

私の関与先の会社の社長さんが、ある業界の工業会で役員をされているご縁で、私もその工業会の賛助会員となっています。工業会では、毎年、新年の賀詞交歓会で参加者に日本酒を配っているのですが、この日本酒は役員が福島県会津若松市の酒蔵まで行って仕込み作業を手伝ってつくられています。

酒蔵まで行ってつくるというのは、会津若松市の末廣酒造という酒蔵で実施している「My酒造り」という取組で、参加者オリジナルの日本酒をつくるというものです。ラベルも自分達で考えてユニークなものをつくれます。工業会の役員には酒好きが多く、「賀詞交歓会で配るためのお酒の他に自分用のお酒もつくりたい」ということで有志の会も派生して出来て、私も9年前からそのメンバーになっています。

毎年11月第1週頃にメンバーで会津若松市の酒蔵まで行き、蒸した酒米をほぐしながら冷やしてタンクに入れるまでの作業を行います。米を手でほぐすとき、各自の菌も含まれていくことで、オリジナルな酒となります。(令和2年、令和3年はコロナのため私達の作業は中止となってしまいましたが、杜氏の方だけでつくってもらいました)

12月の最終週には酒蔵からできたてのMy日本酒が届きますので、毎年、正月はこの日本酒を楽しんでいます。お米の出来、温度、私達の菌の混ざり具合などで毎年味が違うため、辛口だったりフルーティーだったりと違いを味わうのも楽しいですし、メンバーでその年のお酒の出来を品評するのも楽しいものです。

私達、開業している社会保険労務士は、関与先とは人事労務や社会保険などの相談に応じたり助言をしたりという業務を通じての関係にありますが、このように仕事を離れて同じものを楽しむ同志になることもあります。

 あるとき、関与先の社長にこう言われました。
「社会保険労務士事務所はたくさんあるけれど、どの社会保険労務士さんも同じ国家資格を持った先生なので、どなたに仕事をお願いしても手続きの結果は同じですし、同様の法的アドバイスがもらえると思っています。だから、この先生にお願いしてよかったと思えるちょっとしたことが大事なのでしょうね。」
 この社長さんの会社では労務関係のトラブルを処理したこともありましたので、「ちょっとしたこと」が一緒にお酒を楽しむことだけではないと思いたいですが、どのお客様からも安心して相談してもらえたり、信頼して任せてもらえるパートナーとなれるように研鑽を積んでいきたいと思います。